執筆者
医療法人 良花会 整形外科とくはらクリニック
院長徳原 善雄
資格・所属学会
- 日本整形外科学会認定リウマチ医
- 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
- 身体障害者福祉法指定医
- 整形外科専門医
- 医学博士(大阪市立大学:現 大阪公立大学 医学部 卒)
ぎっくり腰は、正式名称を急性腰痛と言います、急に体を動かせないほどの強い腰の痛みを生じます。そのメカニズムは明確には解明されていません。筋肉や靭帯の損傷・関節のズレ・神経や椎間板の異常など、さまざまな原因が考えられています。1週間~2週間で自然に回復することが多いですが、念のため整形外科を受診してください。腰椎椎間板ヘルニアなどが隠れているケースもあります。
骨と骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板に負担がかかり、椎間板内部の柔らかい組織が外に飛び出してしまった状態を腰椎椎間板ヘルニアと言います。腰の神経が刺激され、腰や下肢が痛んだり、しびれたり、下半身に力が入らなくなるなど、神経症状が生じます。
椎骨は1本の管状になっています。これを脊柱管と呼びます。脊柱管の中には、脊髄や神経が入っています。老化やケガによって椎間板や腰椎が変形することで、脊柱管が狭くなり、脊柱管の中を通る脊髄や神経が刺激され、痛みやしびれが生じ、下半身の動きが悪くなることがあります。これを、腰部脊柱管狭窄症と言います。
血流改善薬・ビタミン剤・非ステロイド抗炎薬・神経障害性疼痛改善薬などを利用し、血流や痛みの改善を図ります。症状によって適切な薬を選び、目的や使用量を丁寧にご説明します。
温熱・電気などの物理療法や、必要な運動によるリハビリテーションで、低下した運動機能の改善と治癒を促します。
必要な方には、硬膜外ブロック・仙骨裂孔ブロック・神経根ブロックなどのブロック注射を使用し、神経の炎症を緩和します。
症状によっては、手術を必要とするケースもあります。